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お祝いと呪いと、お祈りと。

失物

https://www.instagram.com/p/BGB9rueLvCp/


 かれこれ、10年ぐらい身につけていた指輪をなくした。いくつかの偶然が重なって手元にきたので、いつか偶然失ってしまうような気がしていた。10年持ったんだから大したものだと思う。毎日身につけているものや日課は、祈りに似ていて、次第に呪いの色を帯びてくる。しないと落ち着かなくなってしまう。不在を強く感じるようになる。

 誰かと出会ったとき「この人とこれから先、どれぐらい付き合いが続くんだろう」と考えることはないだろうか? 言っといてなんだけれど、僕には無い。ただ、思ってたよりも長い時間、側にいてくれる人たちは居る。これは間違いなく幸福なことだ。
 生きていると、思いもしない幸福と出会う。地元の友人が遊びに来てくれて、一緒にお酒を飲んだりもする。当時の思い出を中ジョッキぐらい交換して、その頃の風景や、感じていたことを少し思い出す。昔話は答え合わせのようだ。当時の自分を覚えてくれているだけでも嬉しかったりする。今だから受け入れられることや、今だから話せることもきっとある。きっと美化してしまっていることもある。

 旧友からメールが来て、恋人にプロポーズしたことを教えてもらった。僕らもそんな年になった。お祝いの言葉をおくった。誕生日を祝うメールが届いた。また一つ新しくなった。今年から祝ってくれるようになった人たちもいるし、はぐれてしまった友人たちもいる。できるだけ大切にしたいと思う。

 そんなことを書いてたら、指輪が見つかった。はぐれても、また巡り会うものもある。呪いにしてしまわない程度に、大事にしようと思う。


Now I've heard there was a secret chord. That David played, and it pleased the Lord But you don't really care for music, do you?

って歌詞、美しくて好きです。ハレルヤ僕の神様。京都は祇園祭という僕の聖誕祭が行われてます。