2018年9月の推薦曲。戊戌夜話・長月

その月によく聴いていた曲をまとめるプレイリスト9月編です。

mabanua『Blurred』

正確には先月末からずっと聴いてる1枚。あまりに素晴らしい……今年の暫定ベストアルバムではないでしょうか。演奏からプログラミングから歌からミキシングに至るまで、全ての工程を1人でやっているそうですが、それでここまでこだわり尽くした作品を生み出すためにはどれだけの能力と労力が必要なのか。自分の中のボキャブラリーを使い切るような普遍的浮遊音楽。主題はBlurredのタイトル通り、日本語詩を音に乗せる上での滲ませ方なのでしょう。


ArtTheaterGuild『Stamen』

10月に1stミニアルバム『HAUGA』が全国発売されるArtTheaterGuild。ピロウズと相思相愛のメロディワーク・歌声が評判で、ついに山中さわおプロデュースのリマスターが出たりと話題でしたが、ついに全国流通版ですよ。今回も山中さわおプロデュースということで最高です。歌詞やギターのフレージングや曲構成に、ピロウズから受け継がれたスピリッツを感じるのです。サンキューバスターズ。


Mom『Boyfriend』

何はともあれお聞きいただきたいのが、11月にアルバム『PLAYGROUND』が発売されるMom。いやー楽しみですね。チケット取れなくなるんだろうなー。


teto『9月になること』

今一番歌詞がすごいバンドことteto。去年の曲ですが、9月になると案の定聴きたくなります。tetoは全曲おすすめです。9月26日に発売されたアルバム「手」絶対聞きましょうね。


ものんくる『魔法がとけたなら』

角田隆太吉田沙良によるユニット、ものんくる。アルバムに収録されているポルノグラフィティ『アポロ』のカバーもとても良いです。ポルノグラフィティもサブスク解禁になったので聴きあさってるんですが良いすな〜〜。


tofubeats『RIVER』

気になる作品に楽曲提供しがちtofubeats。評判の良い映画「寝ても覚めても」の主題歌がまた良い。すごくよかったという感想とクラブシーンがダサいという感想がよく届くんですがどんな映画なのか。クラブシーンダサく描きがち問題についてちゃんと考えたいので見なければならない。原作小説が最高らしいのでそれも読みたい。とりあえず主題歌を聴き込んでる日々です。


世田谷ピンポンズ『すみちゃん』

「純喫茶」をテーマに、実在する店舗をモデルにした楽曲で構成された世田谷ピンポンズのコンセプトアルバム『喫茶品品(きっさぴんぽん)』。『すみちゃん』は、朝ドラ「すみっこ」の青天目澄子をモデルにした曲なので朝ドラファンの方もぜひ。今一番新しいフォークアルバムです。


King Gnu『Player X』

去年から夢中になっているKing Gnu。新曲はバナナフィッシュのエンディングテーマに起用されていました。バナナフィッシュのテーマというか、主人公の内面に寄り添う歌で、こういうのも器用にこなせるKing Gnuはこれからも大活躍することでしょう。


The Pillows『Star overhead』

フリクリ オルタナ』が映画館で見るには辛い映画だったのですが、唯一の救いは主題歌が正当な続編だったことでしょう。ピロウズの『Star overhead』は、ナオ太が当時を振り返るような歌詞でじんとしました。


CRCK/LCKS(クラックラックス)『窓』

最近MVでたクラックラックス『窓』。同時に公開された『スカル』も最高なので両方置いときますね。両方100回見ましょう。

聞きやすいようにapplemusic、spotifyのプレイリストを置いておきます。プレイリストはさらに曲が増えているので、BGMに聞きつつ気になる曲があればアルバムごと聴いていただければと思います。ではでは。

Blurred (限定盤)

Blurred (限定盤)